◆鮮度重視の「いか釣り漁」にて漁獲! イカの光に集まる習性を利用して行う漁法。船首から船尾まで、何十個もの「夜間集魚灯」と呼ばれる電球をつけ、その光でイカをおびき寄せ、疑似餌(ぎじえ)を使って1匹ずつ釣り上げます。 釣られたイカは新鮮なうちにサイズ選別され、まだ生きている状態で−30℃〜−40℃で急速冷凍されます。その鮮度は、まさにとれたてそのもの!内臓(ワタ)まで新鮮なので、どんなイカ料理にも安心して使えます♪ ◆旬が「1年に3回」もある!? スルメイカの旬は、【夏】【秋】【冬】の諸説ありますが、実際は、どの説が正しいのでしょうか? 結論から言いますと…時期ごとに水揚げされる場所が移動しているだけで明確な旬はないのです。 日本海側で漁獲されるスルメイカの多くは、 9月〜11月ごろに東シナ海北部で生まれ、日本海の沖合を北上しながら成長しています。 ◎1回目の旬……【冬】12月〜2月ごろ 九州の沖合いで冬のスルメイカが漁獲。比較的小さいサイズで身も柔らかい。 ◎2回目の旬・・・・・・【夏】6〜7月ごろ 山陰の沖合いから北陸の沖合いで漁獲。いろんな料理に使える中型サイズが多い。 ◎3回目の旬・・・・・・【秋】8月〜10月ごろ 東北・北海道の沖合いで漁獲。大型サイズが多く、抜群の歯ごたえが特長。 それぞれ、漁場から近い港で水揚げされるるので、 【新鮮=美味しい=旬】という方程式から、そのように広まったのではないでしょうか。 ◆いろんな呼び名がありますが… 日本の食用イカの80%〜90%を占めるスルメイカは、イカの中のイカという意味あいから「マイカ(真烏賊)」とも呼ばれています。 ※ただし、「マイカ」は地方によって指す種類が異なり、その地方で最も馴染みのものをそのように呼んでいます。 また、とれる時期(産地)によって ◎春から初夏にかけてとれるまだ小振りのスルメイカは、「バライカ(ばら烏賊)」 ◎初夏にとれる若く小さなイカは、「ムギイカ(麦烏賊)」 ◎夏にとれるスルメイカは、「夏イカ(夏烏賊)」 とも呼ばれています。(この他にも、「マツイカ」「トンキュウ」「ガンゼキ」「シマメイカ」「サルイカ」…など、非常に沢山の呼び名があります) |
◆美味しさの秘密は幅1.7mmの細さにあり! 板前さんの間ではイカのお刺身を造る場合、一枚のイカに何回包丁を入れることが出来るかにこだわるそうです。これは言い換えると、どれくらい細く切れるか、という事なんです。 その理由はイカの性質上にあります。包丁で繊維を傷つけないと、甘みや風味が出にくいからなんです。イカを食べるときに噛めば噛むほど甘みや風味が増すのと同じ現象です。 当店のイカそーめんは、幅1.7mmの超極細カットなので、口に入れた瞬間にモッチリとした食感と甘み・風味が口いっぱいに広がります。さらに、その細さゆえのツルツルとした喉越しは本物のそうめんのよう♪ |