■コードバンとは(Wikipediaより)
由来
通説ではスペインのコルドバ地方の山羊革(コードバン)に似ていることから、同じくコードバンと呼ばれるようになったと言われている。しかし、その起源は未だ謎のままであり、文献も見つかっていない。また、アルゼンチンにもコルドバ地方は存在しており、馬革のコードバンがスペインからきているのか、アルゼンチンから来ているのかは不明。
希少性
1頭から採れるコードバンの量はごくわずかであり、また本来はサラブレッドやポニー等の通常知られる馬からは採れず、ヨーロッパ地方で食肉用としてごく少数生産されている農耕馬からのみ副産物として採ることができる。農耕馬自体は年々生産量が低下しており、入手困難な素材になると言われ続けている。その希少性と質の高さにより動物皮革の中では特に高級品である。
コードバンを使用した製品として有名なランドセルも、現在ではそのほとんどがコードバンに似せた牛革か、合成皮革である。
■特徴
構造
従来の革が「床」と呼ばれるベースの上に「銀面」と呼ばれる表革が張付いている2層構造なのに対し、コードバンは「床」であるコードバン層のみを使用する単層構造である。
コードバン層
一般的な皮革はコラーゲン繊維が絡み合いながら横に走っているのに対し、コードバンはコラーゲン繊維が整然と縦に並んでいる。コードバン層はこのコラーゲン繊維の断面が表面組織となっているため、綿密である。
質感
整然と並んだキメの細かな繊維がむき出しとなった状態であるため、非常になめらかでしっとりとした質感が特徴である。
通称
従来の皮革との質、希少性の違い、またその独特な採取方法から様々な通称が存在する。
革の宝石
臀部の分厚い革に守られた厚さ2mm程度のコードバン繊維を、丁寧に表と裏から削り出す採取方法が宝石採掘のようであるとして、革の宝石と呼ばれている。
革のダイヤモンド
上記のような採取方法に加え、その独特の硬質な素材感から、高い硬度を持った希少価値の高い宝石であるダイヤモンドに喩えられている。
幻の革
どのようにして発見され、素材として使用されるに至ったかその起源についても謎のままであり、特異な質を持った革であること、更に入手困難であることから幻の革と称される。